ワインがもたらしたもの それは’しなやかに強く生きる術’
お気楽OLだった私がワインと出会い自分を変え、’グローバルキャリアウーマン’に転身するまでのストーリーを紹介します。
~ワインとの出会いと過去と今~ 日本テレビ「深イイ話」で語った人生が変わる熱い想い
2015年1月放映「美食家は本当に幸せか?」に出演。
ワインとの出会いは人事異動
駐在夫人を夢見て一流商社に父親のコネで入った「華のバブル入社組」。同期は女子130人、男子135人。 就職氷河期の一歩手前、バブル期最後の採用年。配属は情報システム部。面接時に特技を聞かれ、「エレクトーン!キーボードが得意です」と答えたからだろうか?ランチは社内合コン、夜は社外合コン。そんなお気楽OLを楽しみながら早くお嫁にいきたいと願っていた。 3年目に人事異動でワイン担当に。(もともと栄養学専攻なので食品部に希望を出していた)
英語、ワイン、貿易、何もわからず途方にくれる。一方、続々と社内結婚していく同期の駐在先を訪ね、駐在夫人の退屈そうで附帯的な扱いに「自分が駐在する位になろう」と考え方を変え仕事に打ち込む。
屈辱と転職
「奴隷のように働き、王様のように遊ぶ」「崖から一度突き落す。這い上がってきた者のみ仕事を教えてやる」これが「華のバブル」時代の商社社風である。下積み時代の6年間、毎日23時まで残業。通勤は片道1時間半。会社に住んでしまおうかと思った。
失ったもの、それは「友達と体重と ’人としての思いやり’」。その代償として得たもの「男前のマインド、貿易・流通ノウハウと海外人脈」。英語ができずに恥をかき続け、屈辱的な人事に気持ちが腐り、転職を決意。終業後に、英会話スクールに1年通ってから航空会社系商社へ転職する。それまでは事務職だったが、ここでは専門職。昇格し、ノルマがあったがやりがい十分。お給料は使っても使ってもなくならない。